ブラックリストって本当にあるの？キャッシングトラブルのペナルティ

現在キャッシングを利用中の方、これから借入を検討中の方は「ブラックリスト」という言葉を聞いたことがあるみなさんも多いかと思います。ここではキャッシングトラブルのペナルティである金融ブラックについて詳しくお話ししていきましょう。

「ブラックリストに載るとヤバい」などの噂はよくありますが、実際にブラック扱いになった場合、キャッシングサービスを利用できなくなりますのでご注意ください。

また、消費者金融の中には「ブラックでも借りられる」などと謳っている業者もありますが、こちらも注意が必要です。金融ブラックの申し込みを推奨している消費者金融は悪質なので、審査の甘い業者には十分気をつけておきましょう。

キャッシングの「ブラックリスト」って？金融トラブルの記録

まずはキャッシングの「ブラックリスト」とはどのようなものなのか、基礎知識として身につけておきたいポイントをご紹介していきます。

消費者金融におけるブラックリストは、あくまでも金融トラブルの記録を示したものになります。トラブルを起こした人の名前がリスト化されているわけではありません。

消費者金融の信用情報機関には、延滞や自己破産などの金融トラブルの記録が残ります。何からのトラブルを起こした経験がある方の信用情報を「ブラック」と呼ぶため、ブラックリストという名称の認識が広まっているんですね。

ブラックに対応する言葉としては「ホワイト」が挙げられます。黒と白の相反する状況ということで、ブラックよりもホワイトの方が状況的には良いと見られますが、ここに落とし穴があります。

信用情報期間に何も記録されていないスーパーホワイトに関しては、これまで借入も返済もしていない状況です。しかし、単なるホワイトの場合は、ブラックの情報が消去された状況を指します。

延滞をした、債務整理を行ったなどのトラブル記録は一定期間後に消去されるため、現在はブラックの人でもいずれホワイトになる可能性があります。けれども、キャッシング経験のないスーパーホワイトとは状況が大きく異なる、と理解しておきましょう。

キャッシングで借りたお金を返済日にきっちり返す、スムーズに完済する、という基本となる正しい使い方をするだけで、信用情報機関には良い記録が積み重なっていきます。キャッシングは計画的に利用することが何よりも大切なポイントだと覚えておきましょう。

いずれホワイトになりトラブルの記録が消去されるにしても、ブラックになった時点でキャッシングでお金を借りることはできなくなります。

消費者金融によってはブラックOKとしているケースもありますが、審査の甘いキャッシング業者は金利も高く、そもそも違法な営業を行っている恐れが高いので絶対に利用しないでください。

金利の面で見ると、借入利率が年20.0％を超えるキャッシングは違法となります。法定金利は年20.0％までなので、金利設定が法律違反である業者には近づかないようにしましょう。

なぜ安全な消費者金融ではブラックの借入はNGなのか？その理由は「返済能力」の有無です。金融事故を起こし、ブラックになっている時点でキャッシングの返済能力は信用がマイナスの状況です。

以上のことが守られていれば、ブラックになることはありません。

現在キャッシングを利用中の方、これから借入をする予定の方は、ブラックになった後のことを考える以前にブラックにならないための心がけをすることが大切ですよ。

キャッシングのトラブルを防ぐためには、みなさん自身が安全な借入を心がけることが第一です。

どんなに低金利のキャッシングだとしても、無利息ではない限り利息は付きますし、お金を借り過ぎれば返済の負担も増え、結果としてトラブルが起きてしまう恐れが高まります。

ブラックになる状況をあらかじめ避けるためにも、次のポイントに注意しておきましょう。

収入と借入のバランスを考えることはもちろん、ご自身にとって本当に必要な金額のみキャッシングに頼るようにしてください。無理な借入はトラブルの最も大きな原因ですからね。

月々の返済額についても、収入面とよく相談をして決めるようにしましょう。追加返済や一括返済を活用してよりスムーズに完済を目指す方法もおすすめですよ。

万が一ブラックになってしまった場合、消費者金融の信用情報機関である「JICC（日本信用情報機構）」や「CIC」では、5年〜10年は情報が記録されることになります。

たとえば長期的に延滞をした場合は5年、債務整理を行った場合は最高で10年など、トラブルの内容によっても年数は異なりますが、何にせよ長期間ブラック情報が記録されると理解しておきましょう。

一度ブラックになると5年〜10年はキャッシングが利用できませんので、今後も引き続き借入をしたい方はトラブルなど起こさないようご注意ください。もちろん借入NGとなっている期間中は悪質業者に手を出すようなことはせず、大人しくしておきましょう。